神の盾と預言の樹

第4話 勝利の凱歌

第4話 イベント開催期間 2016.9.13(火)~10.5(水)

リヴァイアサン討伐の英雄たちよ、諸君らの偉業を大いに称えよう。

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激しい砲撃を繰り広げる艦隊とリヴァイアサンの闘いは熾烈を極めた。「諦めるな!弾幕を貼り続けろ!」艦長の叱咤で船員は最後の力を振り絞り、攻撃を続けた。リヴァイアサンも傷だらけになりながら海面をのたうちまわると僕の乗った船に直撃し、船員たちも体勢を崩し、攻撃の手が止んでしまった。僕は急いで立ち上がり、上を見上げるとリヴァイアサンが大きく口を開け、船ごと僕たちを飲み込もうと一気に突進してきた。――どこにも逃げ場はない。ここまでか…!そう思った瞬間、リヴァイアサンは船に激突する直前で急に動きを止め、そのまま激しい水しぶきを上げて沈んだ。「た、倒した…のか?」斥候が船を降り慎重にリヴァイアサンの様子を探った結果、完全に息絶えたことを確認すると船のみんなが勝利の歓喜に包まれた。長時間に及ぶ激闘の末、僕たちは信じられないことに、あの魔獣リヴァイアサンを倒すことに成功したのだ。その後長旅と激戦の疲労の中、リヴァイアサンの亡骸をスパーキングビーチまで運び上げ、国王に討伐の報告をすると、大きくうなずき喜んだ。「この度の討伐よくぞ成し遂げた。この事は後世まで語り継がれることだろう。リヴァイアサン討伐の英雄たちよ、余は諸君らの偉業を大いに称えたい。国をあげて祝宴を開こう。」数日後、討伐の報告は大陸を超え世界中に知れ渡り、各地で盛大な祝祭が開かれた。街では冒険者達のみならず、僕たち神の盾隊員も救世の英雄として迎え入れてくれた。街の中心に行くと、今まで見たことが無いくらいの人混みで賑わっていた。露店やパレード、街中いたるところでダンスや祝杯をあげる人々で溢れている。皆、リヴァイアサンの抑圧・恐怖から解放されたことを喜んでいた。「英雄サマ、おかえりなさいルル!ブルーソルト商会が作ったこの帽子をかぶって、お祭りを楽しんでいってルル!」リヴァイアサン討伐を記念した石碑の側では、ブルーソルト商会からやってきたダル族が何やら帽子を配っていた。リヴァイアサンのマスコットをつけた変わった帽子だ。彼らは昔からこういう妙なものを作るのが得意の様だ。帽子を受け取り、僕たちは祭りの喧騒がうっすら聞こえる場所で腰を落ち着けた。街中の人々が喜んでいる中、僕の中で一つだけ引っかかることがあった。―――僕たちが倒したリヴァイアサンは本物だったのか?祭の様子を一緒に見に来た神の盾の隊長は、浮かない顔をしている僕の向かいの席に座って、外の様子を眺めていた。「俺達が倒したリヴァイアサンは本物ではない、とか思っているんだろう?」隊長は僕の心を見透かしているかの様な口ぶりで問いかけてきた。それに後押しされる形で、僕は隊長や一緒に来ていた他の隊員に胸の内を明かした。僕がそう思ったきっかけは今朝、スパーキングビーチで釣り上げたリヴァイアサンの亡骸から無数の光が空中に散っていく様子を見てからだった。あれは魔力で精製された生物や物質が、消える間際に放つ光とよく似ている光だった。つまり、あのリヴァイアサンは本体の魔力で精製された幻影なのかもしれない。僕が立てた仮説を皆に説明をすると、とても興味深そうに聞いてくれた。「俺も今回の一件で全てが片付いたとは思っていない。だが、俺達は幻影とはいえ一度奴を倒したことは大きな一歩になる。」そう言って隊長は目の前の酒を仰いだ。あの時闘ったリヴァイアサンの力は、多少違いはあれど、本物と全く変わらないくらいの強さだった。たとえ本物ではなくても、それに限りなく近い力を持つリヴァイアサンを一度倒した功績は大きく、僕たちや冒険者、国にとって大きな財産だ。それに強大な力を持つ幻影を生み出すには、全身全霊を込めていないとできるものではないはずだ。いくらリヴァイアサンとはいえ、魔力を無尽蔵に生み出せるわけではない。復活には長い時間がかかるだろう。しかしたとえリヴァイアサンが力を取り戻し、世界を再び混沌に陥れようとしても、恐怖に臆することなく、勇敢に立ち向かうことができるはずだ。そう言えば前もこうやって、隊長やみんなと意見が一致したことがあったことを思い出した。あの不思議な夢を見たときのことだ。まるで今までの大きな出来事が重なりすぎて、遠い昔の様な感覚になっている。今思えば夢で見た光と共に聞こえてきた声は一体誰だったのだろう。僕たちが生きる、この星の声だったのだろうか。そんなことをぼんやり考えながら、僕たちは翌朝帰路に着いた。住処に戻ると、側に生えている神秘の樹が目に入った。この樹も立派に育ち、今ではちょっとした目印だ。思えばこの樹が全ての始まりであり、色んなことがあった。樹はその中でも輝きを失うことなく光を放ち、僕たちに道を示し続けていたが、役目を終えたのか、光が穏やかに薄らいでいる。まるで世界がより良い未来へ向かうことを願うかのように。隊長の号令の元、今日から再び旧大陸復興に向けた果てしない任務に戻る。しかし話を聞いている仲間たちの眼は、以前より輝いていた。

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イベント概要

スケジュールの画像
達成おめでとう!
リヴァイアサン討伐記念祭
国王は魔獣リヴァイアサン討伐成功を大いに称えると共に、国をあげて大きな祭典を開催することを決定した。
  • ボーナス1.  記念碑の設置

    リヴァイアサン討伐を祝した記念碑が設置された。記念碑に触れることでバフ効果が獲得できるほか、デイリークエストを通じて労働力の回復量が増加するバフ効果も獲得できる。

    「リヴァイアサン征服の黄金杯」から受けられるバフ効果
    デイリークエストで受けられるバフ効果
    「リヴァイアサン征服の黄金杯」の場所
    各Map

    冒険者諸君よくぞ偉業を成し遂げた!

  • ボーナス2. 記念アイテムプレゼント

    リヴァイアサン討伐を記念して、対象者全員にプレゼント!

    クジラに似たドラゴン帽

    ※対象者:第3話イベント期間中(8/31(水)~9/13(火))にログインをした全てのアカウント
    ※プレゼント配布日:2016年9月13日(火)に対象アカウントの「WEB倉庫」へ配布いたします。

    かわいいリヴァイアサンのマスコット

    「竜の泡」スキル付き!※演出のみ

  • ボーナス3.  エステがスペシャル特価に!

    エステが祝福のハンマー1個で利用できる!

    気軽にイメチェン!

注意事項

  • ・第4話イベント期間以降は通常のリヴァイアサンが出現し、第3話イベントで変更されたその他の仕様も元に戻ります。
  • ・各地に出現している神秘の樹は10/5(水)メンテナンス後に消滅します。
  • ・Lv20未満のキャラクターはデイリークエストを受けることができません。
  • ・運営上、予期せぬ理由により予告なく内容の変更、または中止とさせていただく場合がございます。
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